ゆびさきが

そっとふれたら

光のこえが

こしょこしょ わらう

ふたごのそらで


ことばより

先にとどくよ

こころのなかの

ちいさな翼

ぱたぱた ひらく


風のなか

きのうとあした

むすぶもの

それはやさしい

月のささやき


夜のふね

ふたりのうたを

のせながら

まぶたのうえに

夢をこぼした