しん しん しずむ

心の おくへ

月の ひかりが

そっと おりてくる

つつみこむのは

なにげない ことば

守りたいのは

ちいさな ぬくもり

ないても いいよ

とまっても いい

ひとりじゃないよ

月が となりに いるから

ふるいきおくも

今のなみだも

この やさしい夜に

うかべて ながそう

あしたのための

心の たまご

かにざの月が

そっと あたためてくれる