先週、牡羊座の太陽を持つAさんの星読みセッションをしました。彼女の太陽は7ハウスにあって、人間関係の中で牡羊座の率直さがとても印象的でした。カフェで待ち合わせたとき、彼女は「先生、今日の髪型素敵ですね!でも前回の方が似合ってたかも」と笑顔で言ってくれて。最初はドキッとしたけど、その後の会話がとても心地よくて、気づけば二人で大笑いしていました。
私はそんな彼女を見ていると、「春風のような人だな」と感じます。少し強めに感じることもあるけど、その正直さが心を晴れやかにしてくれる人だなと思うのです。
率直さが織りなす、あたたかな関係性
牡羊座の太陽が7ハウスにある方は、人間関係において「ありのままの自分」を大切にします。思ったことをそのまま口にする率直さは、時に相手を驚かせることもありますが、その素直さが相手の心に直接届くことも多いんです。星を読んでいると、この配置の方の関係性には、隠し事がない透明感があるんですよね。
星読みの中で出会ったBさんは、夫との関係に悩んでいました。「私の正直すぎる言葉で、夫を傷つけているかも」と心配していたのです。でも星を見ていくと、彼女の率直さは決して攻撃的なものではなく、関係性に新鮮な風を運んでいることがわかりました。
「気持ちを伝えるとき、『あなたは〜』ではなく『私は〜と感じる』という言い方にしてみると、同じ正直さでも伝わり方が変わります」とお伝えしました。次に会ったとき、彼女は「うまくいってます!夫も私の言いたいことをちゃんと聞いてくれるようになりました」と笑顔で報告してくれました。
関係の中で輝く、牡羊座の太陽
7ハウスという「関係性の場」で牡羊座の太陽を持つ方は、パートナーとの関係の中でこそ、自分らしさを発揮します。じっと一人でいるより、誰かとのやり取りの中で火が灯るような、そんな魅力がありますね。
先日、海辺で星読みの構想を練っていたときのこと。遠くの岸壁で仲良く釣りをする二人の姿が目に入りました。一人が活き活きと何かを話し、もう一人がそれを受け止めている。その姿が、まるで牡羊座の太陽×7ハウスの関係性そのものに思えて、しばらく見とれていました。
この配置の方は、相手との違いを恐れません。むしろ「あなたと私は違う」ということをはっきりさせることで、お互いを尊重する関係を築いていきます。そこには新鮮な刺激と、心地よい緊張感があります。まるで春の風が少し肌寒く感じても、その清々しさに心が開かれるように。
「春の風は強すぎると寒く、弱すぎると物足りない」という言葉を昔から大切にしています。人間関係も同じかもしれません。牡羊座の太陽×7ハウスの方は、その「風加減」を絶妙に調整する才能を持っています。
明日からできる小さなこと。それは、大切な人に対して「今、こう感じている」という自分の気持ちを素直に伝えてみること。言葉に迷ったら、まず自分の心に耳を傾けてみてください。そこには、あなただけの「春風」が吹いているはずです。
今夜の星空には、あなたの率直な気持ちがどこかの誰かの心に届く瞬間が描かれているかもしれません。