気づいたら、いつの間にか乙女座シーズンに入っていて驚きました。

乙女座シーズンは8月23日から9月22日まで。

少し遅くなってしまいましたが、 せっかくなので今回は個人的に感じている「乙女座らしさ」や、その活かし方についてお話してみたいと思います。

乙女座の性質とは?

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、乙女座はまさしくそのタイプだと思います。

良くも悪くも、森全体よりも一本の木に心を奪われる。そして一度心に奪われたら、その木の幹の細かなディティールの一つ一つ、葉の1枚1枚まで探求しないと仕方ない…そんな星座ではないでしょうか。

・目の前のことを丁寧にやりたい

・分析や考察を積み重ねることに意義を感じる

・ 細部が気になる傾向がある

・ 細部を知ることが大枠を把握することにつながる

・ 大枠や全体像をつかむのは苦手、もしくはあまり心が動かない

・ 「簡潔さ」 「ゴール」 だけを求められる作業に違和感を覚えやすい

こうした性質を持つのが、乙女座的なあり方だと感じています。

私自身と乙女座

私は月星座が乙女座ですが、無意識や見えない領域を表す12ハウスにあるためか、現実的に活かすのは少し不得意な方です。

たとえば、スケジュール管理が苦手で、掃除も得意ではありません。

小学生の頃はプリントやお弁当をランドセルに入れっぱなしにして親に迷惑をかけたり、夏休みの宿題も毎年ギリギリになってやるタイプでした…。

一度くらいは計画的に終わらせたかったと、今になって思います。

ただ、その配置ゆえに、人間心理を深堀りすることにはとても関心があります。

現実でもフィクションでも「この人は○○についてどう思っているのか」ということが気になって仕方ありません。

精神分析学の本を読んでいた時期もありましたし、フィクションでは登場人物の心情描写が雑だと、それだけで作品全体の印象が落ちてしまう。

考察するときも「この場面、この人の本心は何だったのか」という方向に意識が向かいやすいです。

とはいえ人間心理さえよければ作品を推せるのか?といわれれば答えはNOであり、全体的に一定のクオリティを求めてしまう…。

これもまた、完璧主義な面のある乙女座故なのかもしれません。

乙女座の「整理整頓」とは?

乙女座といえば「整理整頓」や「きっちりしている」と言われますが、それは単なる片付け上手とは少し違う気がします。

乙女座は「今あるものをいかに整えるか」に意識が向きやすいのだと思います。

ビジネスマンがゴールから逆算して計画を立てるのとも違いますし、不要なものをばっさり断捨離するタイプでもありません。

むしろ、

・既にあるものをカテゴリごとに分け直して収納する

・ 決まったルールに従って仕入れや管理を徹底する

といった作業に強みを発揮します。

与えられた領域においては誰よりも上手に整えられる──そんなイメージがあります。

他の地の星座との「整理整頓」 の違い

同じ「地」の星座でも、それぞれ整理や取捨選択の仕方に特徴があると思います。

牡牛座:自分が好きなものだけを残し、他は思い切り捨てる。

乙女座:今あるものをきれいに整理整頓する。ただし明らかに不要と感じたら捨てる。

山羊座:目標やゴールから逆算して、必要・不要を判断し、目標に不要と判断したものは捨てる。

こうして比べてみると、乙女座らしさがよりはっきり見えてきます。

乙女座の力を活かすヒント

このシーズン、乙女座の性質をうまく活かすには、あえて「視野を狭めてみる」ことが鍵になるかもしれません。

一つの気になることを虫眼鏡で観察するように深掘りする。

小さな疑問を逐一調べる。

そうして細部を積み重ねていくことで、やがて全体像が見えてくる。

これはまさに乙女座らしいアプローチです。

例えば旅行をするとしたら…

・行きたい観光地をしっかり調べる。営業時間やアクセスルートはもちろん、知っているとより楽しめる前知識も仕入れる。

・ 効率良く観光できる日程表を作る。

・ オリジナルの旅のしおりを準備する。

・ パッキングを工夫し、旅行を楽に。

・ ホテルの部屋をきれいに使い、いつでも心地よい居場所に。

・ 帰宅後に写真を整理してアルバムを作る。当時のメモも残す。

このように、旅行=目標そのものだけでなく、その工程や整理の作業も「楽しみ」として味わえるシーズンになりそうです。

ただし、スケジュールを詰め込み過ぎると疲れてしまうこともあります。

自由時間を残したり、トラブルに柔軟に対応できる余裕を持つことも大切にしてくださいね。

おわりに

乙女座シーズンは、自分の中の「細部に目を向ける力」を意識できる時期だと思います。

視野を狭めることは必ずしも悪いことではなく、むしろ細やかな観察や工夫によって全体像をつかむきっかけになります。

細部を大事にできるのは乙女座ならではの強み。

それをどう楽しむかが、この時期をより豊かに過ごすポイントになるのではないでしょうか。