草原に吹く風が
わたしを包み込み、
大地の緑に溶かしていく。
見上げた空には無数の星たちが、
歓迎の瞬きを降らせている。
魂の翼を広げ、自由に飛び立とう。
本来の自分を宇宙の軌道に乗せたら、
そこには想像を超えた
広大な世界が待っている。
わたしが全てで、全てがわたし。
わたしも世界も、ますます広がっていく。
その広がりを、器にすくって
大地に降ろそう。
美しく、心地よい光よ。
形なきものに形を与え、
根を張る力となり、
わたしを揺るぎなき者に育て、
時をかけて、やがて約束を果たす魂よ。
大いなる広がりと、揺るぎない支柱。
それは──木星と土星が奏でる
魂のハーモニーのはじまり。
この詩は、noteに投稿しています【魂に還る星読み】の冒頭の詩をアウルブック用に再編したものです。