──宇宙が教えてくれる「加速のしかた」
アルテミス2号が、月の引力を利用したスイングバイを終え、
地球へ帰還する軌道に入った。
スイングバイとは、
惑星や衛星の重力を借りて、燃料をほとんど使わずに
速度や方向を変える航法のことらしい。
自分の力で進むのではなく、
「すでにある流れ」に乗る。
この話を見て、ふと思った。
これ、ジュピターリターン(木星回帰)に似ている。
ジュピターリターンは、約12年ごとに訪れる節目。
人生のスケールが広がり、次のステージへ進むタイミングと言われている。
でも実際に起きるのは、
「頑張ったから加速する」というよりも、
・流れが変わる
・選択肢が増える
・気づいたら別の方向に進んでいる
そんな変化だ。
探査機も同じで、
月の近くを通るとき、
ほんの少し軌道を調整するだけで、
その後の進み方が大きく変わる。
そして、自力では届かない場所まで運ばれていく。
人生もきっと同じで、
大事なのは
どれだけ頑張るかではなく、
どの流れに乗るか。
今回の空は、それを強く示している。
打ち上げ時、そして明日下弦の月。
活動宮のTスクエア。
圧がかかり、動かされる配置。
でもそれは不安定さではなく、
推進力だ。
さらに、火星が牡羊座に入る。
エンジンは最大出力。
ただし、進む方向は自分で決めなければならない。
ここで面白いのが、今回のクルー構成だ。
地・風・水は揃っているのに、火がない。
しかも固定宮。
動じない、ブレない、耐える。
外側はこれでもかというほど動いているのに、
内側は驚くほど静かだ。
加速するための条件は、
意外にもシンプルなのかもしれない。
流れに乗ること。
そして、軌道を保つこと。
アルテミス計画の探査機がそうであるように、
遠くへ行くものほど、
すべてを自力では進んでいない。
加速するときほど、
人は安定を必要とするのかもしれない。
つづく
更新ご無沙汰してます
アルテミスⅡのボーディングパスで
ちょっと月まで行ってました。

名前は月へ、魂はケネディ宇宙センターへ。
……そして、とんでもないマイルが付いていた。(地球20周ちょいらしい)