源氏物語の主人公、紫上の生涯をたどって、《年齢域》について見てみたいと思います🌟

年齢域

占星術で、人間の年齢・発達段階と天体をリンクさせた考え方。



月期(0~7歳)=感情・本能 月:獅子座
水星期(8~15歳)=知性  水星:双子座(支配星)

紫上の初登場は10歳。水星期にあたります。


源氏の君が垣間見た、紫上。

すずめの子を竹かごに入れて飼っていたのを、他の子が逃がしてしまい、悔しがって激しく泣く紫上。

その幼な過ぎる態度に、先を思い嘆く祖母。

紫上の母親は早逝しています。愛着形成が不十分だったことで月期の発達が遅れているかも。


このエピソードが、月期と月星座・獅子座を表現している部分です。

自分中心、自己主張のあたりが獅子座らしいです。


水星期なのに、まだ月期の幼さを残しています。

水星期ならば、感情だけでなく理性で動き、言葉を使って表現したり、人の気持ちを想像します。

すずめの子が逃げれば、悲しみを味わう、とか、逃がしてしまった子をおもんばかって、人前では涙をこらえたり。

紫上は、他者を思いやることもなく、逃げてしまったすずめに対しても悲しがることもない、月期の幼さです。


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水星期、理想の女性として必要な学習を驚異的な吸収力で学びとります。

水星双子座のなせるわざ🌟

水星は双子座で、存分に力を発揮します。


幼さや無垢な月期の状態を残している紫上だからこそ、

源氏の君の思惑通り、理想の女性としての教育が成功したわけです。

源氏という絶対的な他者に依存することでしか存在できない幼さ。

源氏の望む形に自分を「学習」させる受動的な水星期でした。


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金星期(15~24歳)=多感、恋愛  金星:蟹座

この頃の紫上は、自身の美しさを自覚。

源氏の君へのとともに、嫉妬と苦悩を覚えます。


金星期は、愛する者との同一化から、自分オリジナル探し

須磨に赴く源氏の君との離別。

金星のつながりたい、蟹座の愛する人を自分の内側で守りたい、という欲求を持ちながらも、

依存をのりこえて、精神的な成長をはたします。


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太陽期(24~34歳)=人生の目標を見出す、社会人デビュー 太陽:蟹座

この時期の紫上は、人生で最も輝かしい社会的地位を確立します。

六条院で最も美しい『秋の町』を与えられ、源氏の最愛の妻、完璧な妻としての役割。


明石の姫君の養母としての役割もこなします。

愛をもって育てるところが蟹座らしいです🌟



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火星期(34~45歳)=挑戦、人生の模索 火星:牡牛座


女三宮が正妻として降嫁してきます。

紫上は、身分の低い妻へ転落。

深い絶望を感じ、深い苦悩から病に伏し、出家の意志をもちます。


出家を許さない源氏の君。

そのため、法華経一千部の供養、大々的な法要を急ぎ催す紫上。

音楽や舞、桜の景色、人々の表情、すべてを五感で味わい尽くす紫上でした。


庭の紅梅と桜を自分の代わりに眺めるよう、周りの人に伝え残します。

そして、秋の涼風吹く頃、

旧暦の中秋の名月、十五夜の日に亡くなりました。


風流で、五感がふるわされるような紫上の最期は、牡牛座を思わせます。

牡牛座の火星は、デトリメント(障害)。

火星の押し出す力が弱まるとされます。

太陽期の輝きに比べ、火星期に入った途端、衰弱していった紫上をあらわしているようです。


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紫上の出生図を、

太陽と金星、蟹座でコンジャンクション。

という配置にしてみました。


源氏の君に愛されることを宿命として生まれてきた紫上。

源氏の君が心から慕う藤壺中宮の姪であり、生き写し。

生まれる前から、源氏の君と生涯愛し愛されることは、彼女の運命として決まっていたわけです。