「完璧じゃない自分」に、今日もこっそり赤点を付けていませんか?


かつての私は、まさにそうでした。 できない自分、足りない自分、人と比べてしまう自分。 そんな「不完全な自分」をどうしても許せなくて、まるで高い塔の上から見ないふりをして突き落とすように、無いものにして生きてきた気がします。


でも、気づいたんです。 そうやって自分を責めて、必死に守ろうとしてきた時間も、決して無駄ではなかったということ。 それは、傷つきやすい自分を守るための、とても繊細で愛おしい防衛線だったのだと。

美学の世界では、こう言われます。 「傷のない石からは、何も生まれない」と。

真っ平らで、どこにも傷のない完璧なガラスの球体には、光はただ通り抜けるだけ。 けれど、石の裂け目、ガラスのヒビ、そんな「歪な傷」にこそ、光は複雑に反射し、差し込み、世界で唯一の美しい輝きを放ちます。


いつだったか、朝日の光を浴びたとき、 私の目の前に、息をのむほど美しい万華鏡のような景色が広がったことがありました。

あの万華鏡のきらめきは、完璧な調和から生まれたのではなく、 バラバラで、不揃いで、歪な形の破片たちが、お互いの光を反射し合っているからこそ、あんなにも眩しかったのだと、今なら分かります。

自分の内側にある、たくさんの「傷」や「不完全さ」。 それを無理に直そうとしたり、隠したりしなくていい。 その裂け目から差し込む光こそが、あなたという存在を、世界で唯一の美しい万華鏡にしてくれるのだから。


🍀今日も、がんばりすぎて息が浅くなっているあなたへ。 少しだけ口元の力を抜いて、深い呼吸を届けてあげてくださいね。