「今日の物語」を書物占いっぽく選択
「増補新版 星の文化史事典」(編著・出雲晶子 白水社)という本を使って、書物占い(ビブリオマンシー)っぽく、「今日の物語」を選んでみましょう。
どんな素敵な星の物語が現れるでしょうか✨こちら(↓)のA・B・Cの中から、気になるチロルチョコをひとつお選びください🌟
いきなり結果が見えてしまうと占いっぽくないので、ちょっとだけ「増補新版 星の文化史事典」の紹介をします。
「増補新版 星の文化史事典」は、世界各地に伝わる星の物語を2000以上集めた、百科事典のような本です。
536ページもあるので、すごく分厚いです。(↓厚さ比較)
五十音順に並んでいて、どのページを開いても、星の物語や、星に関する用語解説が載っていて、そのほとんどが初めてみるものばかり…楽しくて飽きません😊
後ろの方に、テーマ別、地域別の索引もあります。では、「今日の物語」について、選んだ内容を見ていきましょう🌟
Aを選んだ方
「七人の星乙女」
カナダに伝わる星の物語です。
湖の岸辺に暮らす青年が、夜、歌い踊る七人の乙女を見つけました。青年が飛び出すと、乙女たちは籠に乗って、天に帰りましたが、ひとりだけ逃げ遅れた乙女がいました。青年が彼女に話を聞くと、天上界で暮らす七人姉妹、とのこと。青年はその乙女を愛しく想い、彼女は天上界に住むことを条件に求婚を受け入れ、二人は結婚して仲良く暮らしました。プレアデス星団のひとつだけ暗い星は、夫の後ろに座っているからだそう。参照
Web:『プレアデスの七人姉妹』と『行方知れずのプレヤードの星』の伝説★画:エリュー・ヴェッダー : クララの森・少女愛惜Bを選んだ方
「星降りの松」
時は江戸時代、家光公のころ。
東京都江戸川区の善養寺に、古い大きな松がありました。住職の賢融和尚(けんゆうおしょう)が虚空蔵菩薩のご真言を100万回唱える修行を行っていると、修行最後の日に天から星が降ってきました。星は境内の松の木に留まって輝き、村人たちはビックリして、この星を熱心に拝みました。この星は地面に落ちて「星精舎利(せいせいしゃり)」と名付けられて寺の宝物となり、松の木は「星降りの松」と呼ばれました。参照
Web:善養寺昔話 | 善養寺Cを選んだ方
「七夕に鏡を見る」
中国、道教に影響を与えた「抱朴子(ほうぼくし)」に載っている神仙術。
七月の七夕、九寸以上の明鏡に自分を写し、想いをこめて念じます。すると、神仙が姿を現した後、心の中で、千里先の出来事や、未来の出来事を知ることができるようになる、と伝えられています。※合わせ鏡にすると怪談になってしまうので、気を付けましょう。参照
Web:鏡の起源 中国の妖しい鏡 朝日カルチャーセンター新宿教室 シリーズ「鏡の迷宮へ」Web:Wikipedia(抱朴子)まとめ
七夕が近いせいか、「7」に関連する物語が多かったです。星の世界はとても広大で、どの物語も素敵ですね🌟
ちなみに、七夕の主人公「彦星(アルタイル)」と「織り姫(ベガ)」とデネブで形作る「夏の大三角形」は、射手座&山羊座の近くにあります。
参照
Web:夏の大三角と星座|やさしい88星座図鑑Web:白うさぎの星空講座|七夕特集|縁結び祈願 京都地主神社今日が良い一日になりますように✨
