秋の土用がやってきました。
「土用」と聞くと、土いじりを避けたり、大きな契約や引越しといった人生の大きなイベントは控えた方が良い、という昔ながらの風習を思い浮かべる方が多いでしょう。季節の変わり目で体調を崩しやすいため、静かに過ごしなさい、という先人の知恵ですね。
しかし、この時期はイーグルズゲートが開きスピリチュアルなエネルギーが非常に高まる、特別な期間と重なります。ただ大人しく過ごすだけでは、もったいないかもしれません。
そこで、秋の土用を最大限に活用し、不安を自信に変えるための、占星術的なアプローチをご紹介します。
秋の土用と「宇宙の蠍座エネルギー」が重なる時
占星術において、秋の土用(2025年では
10月20日〜11月6日)は、太陽が蠍座のエネルギーに満ちる時期と重なります。蠍座は「変容」「深層心理」「真実の探求」「隠されたもの」を司るサインです。このエネルギーは、私たちの内面に深く光を当て、古い殻を破り、新しい自分へと生まれ変わることを促します。
しかし、この期間の星の配置は、私たちに「乗り越えるべき課題」も突きつけています。
占星術が示す「Tスクエア」が問いかけること
今年の秋の土用入り(太陽が天秤座27度に来た時)は、天空で大きな緊張を伴う配置が形成されます。
それは、
天秤座の太陽に対して、牡羊座のキロン(魂の傷)と蟹座の木星(感情・安心感の拡大)が直角に結びつき合うTスクエアという配置です。これを、今の世の中の空気と照らし合わせてみましょう。
* 「この先どうなるか不安だ」「暗い時代がまた来るのではないか」* このような
不安や恐れが、私たち自身の行動(牡羊座キロン)や、心の安定(蟹座木星)を過度に揺さぶっている状態です。不安に目を向けると、不安な情報ばかりが集まる
Tスクエアが示すのは、私たちが「どの情報を選ぶか」が、現実を形作るということです。
不安を感じていると、自然と「不安を煽る情報」や「悲観的な情報」にばかり目がいき、それを真実だと信じ込んでしまいます。正反対の、明るい希望を示す情報があっても、脳がそれを拒絶してしまうのです。
この偏った情報の選択こそが、蠍座の変容エネルギーを活かせない「停滞」を生んでしまいます。
【秋の土用の過ごし方】蠍座の力で「正反対の視点」をインストールする
土用の期間を単に「おとなしく過ごす」のではなく、「
意識的に内面を掘り下げ、情報を精査する期間」として活用しましょう。鍵となるのは、蠍座の持つ
「真実を深く探求する力」です。1.
「不安」の正反対の情報に触れる 普段は見ない、自分の考えと真逆の意見を持つ人のニュースやブログを見てみましょう。 自分の政治的・社会的な考え方と正反対の視点で書かれた書籍を手に取ってみましょう。 一見ネガティブな情報の中にも、必ずその背後には希望や新たな可能性の視点があるはずです。それを見つけ出すことを目的にしてください。2.
自分の心の「執着」を炙り出す 「絶対にこうでなければならない」と思っていること(お金、仕事、人間関係など)を紙に書き出します。 蠍座は「手放し」と「再生」のサインです。その執着が、本当に今の自分を幸せにしているのかを深く問いかけ、必要なければ手放す決意をしましょう。3.
深い部分で語り合う 普段の挨拶程度の会話ではなく、信頼できるパートナーや友人と、将来の不安や、真の夢、人生観といった、一歩踏み込んだ深いテーマについて語り合ってみましょう。蠍座のエネルギーは、表面的な繋がりを超えた、魂のレベルでの変容を促します。秋の土用は、冬という次の大きな季節を迎えるための、
精神的なデトックスと変容の準備期間です。Tスクエアの緊張を乗りこなし、宇宙の蠍座エネルギーをしっかり使って、
情報という名の「毒」をデトックスし、新しい時代の真実を見抜く力を養っていきましょう。