前回は、乙女座の月を入口に、
幼少期に感じていた
「母の不自由さを自分の責任にしてしまう」
構造と、その奥に潜んでいた“罪悪感”について
触れました
その感覚をたどると、
私の内側で長く対話してきた
“ふたつの愛のかたち”が、
浮かび上がってきました
今回は、その対話を
7ハウス乙女座の月と
1ハウス水瓶座の金星がつくる
150°の関係から綴ってみようと思います
🔍 150°(クインカンクス)
150°は、価値観や目的の共通点が
少ないまま影響し合う角度だそうです
特徴としては、
• 互いに理解しにくい
• でも完全に切り離すことはできない
• 何度も“微調整”を求められる
• 「折り合いのつけ方」を人生のテーマとして受け取りやすい
放っておいても何度でも浮上する、
“すれ違いからの学び”をもたらす角度
💓合わせる安心の愛 と 私を生きる自由の愛
乙女座の月は、一見「相手をケアしてサポートする」寄り添いが得意
でも、心がまだ成熟していなかった頃の私は、
相手が平穏であること=私が安心できる
という仕組みで動いていました
相手の声のトーン、表情の揺れ、態度の変化…
ほんのわずかな揺らぎにも敏感に反応して、
「大丈夫かな?どうにかしなきゃ」
と、私の安全の世界を保とうと
相手を整えていました
一方で、1ハウス水瓶座の金星は、
まったく別の世界を望みます
• 誰とも同じではない“私”を生きたい
• 正しさよりも、私の感じ方を大切にしたい
この二つが150°で結びつくと、
“ 安心のために相手に寄り添いたい私”と
“自由に私のままでいたい私”
が、すれ違いながら静かに引っ張り合う構図が
生まれます
• 自分を優先すると相手を傷つけるような罪悪感
• 相手と関わるほど育つ窮屈さ
これは、長く胸の奥に横たわっていた
テーマでもありました
🌕 自分の内側の安心を土台にした自由への愛へ
内観を続けるうちに、
“自由を選ぶ=相手を傷つける” という罪悪感の思い込みが少しずつほどけていきました
外側に安心を求めていた私から、
自分の内側に安心の土台を作る視点へと、
目が向けられるようになったのです
安心を守ろうとする月と、
自由を求める金星が、
初めて“対立ではなく対話”を始めた瞬間でした
🌟 このプロセスが教えてくれたこと
• 違いの中で関係を育てる力
• 安心と自由を“共存”させる感覚
• 関係の中で自分を消さずに立つこと
これらは、150°がくれた大きな学びでした
🌟次回予告:Tスクエアが示す“生きる方向性”
かつて私は、
相手の世界に合わせて安心を得るか、
自分の世界を押し通して自由を得るか──
どちらかしかないなら、
この世界はもう見たくない
そう絶望を抱いた時期もありました
でも今は、自分の安心を土台にしながら、
お互いが自由に寄り添える世界は
確かに存在すると感じています
その気づきの中で芽生えた「私として立つ」感覚
これまでの安心とはまったく違う
“新しい安心”の扉が開いたことを、
次回はTスクエアを通して
紐解いてみようと思います