「あれは確か25年前、オディがまだ生きていた頃…」
謎の呟きからはじまった物語
安らぎの生まれるところ -2- | Owlbook(アウルブック)
寂しさとつながり -3- | Owlbook(アウルブック)
の続きです。
今回は、
6・7ハウス 金星、ちょこっと天王星の声が
聴こえてきています。
天体やサインやハウス
あなたにはどんなテーマが
浮かび上がってくるでしょうか?
˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。
しばらくすると
ネネがパンを並べる脇で、
ボクは弦を鳴らすようになっていた。
パンを受け取った人が、しばらく音に留まって
顔なじみも増えた。
「ミロ、今日はどんなだい?」と声をかけられ、
子どもも近くに座り込む。
いつの間にか、
ボクはこの街の住人になっていった。
ある日。
ボクがいつものように弦を鳴らし終えると、
知らない男がゆっくりと歩み寄ってきた。
何も言わず、帽子を軽く持ち上げ、
硬貨を一枚置いていった。

「…あのひと、昨日も、その前も来てたよ。」
ネネが、パンを包みながらコソッと耳打ちをした。
ボクは、
「そうなんだ…」
とだけこたえた。