朝いちばんのキッチンは、心地いい。
家族が起きてくる前の、ほんのひととき。
その時間だけは、誰にも邪魔されない、わたしの静かな時間。
白湯を飲みながら、今日の献立や予定をふんわり考える。
なぜか今朝は、頭が冴えてアイデアがよく浮かぶし、気持ちも整っている。
日中はやることが山ほどある。
洗濯に買い物、子どもの送迎や、家の中のこまごましたこと。
思うように進まない日もあるけれど、
それでも「こなしている感」があると、ちょっと誇らしい。
夕方を過ぎると、エネルギーはすっかり使い果たしていて、晩ごはんは、手抜き感が否めない。
やるべきことを終えたあとのキッチンで、一息。
動くことと休むこと、どちらも大事な日々のリズム。
その波に合わせて今日も進んだ自分を、少しだけ、ねぎらってあげたくなる。
···今日はそんな日。
