こんにちは!
星読みを勉強中の、アルパカのなこです!最近、ふと思ったの。
「星座って、どうやって決まったんだろう?」ってね。
だから私、12星座の由来について調べてみました!
ふむふむ、ギリシャ神話が元になっているみたいだね。
むっ、なになに…神様のお悩みを解決したご褒美に星座にしてもらった動物もいる…!?じゃあ、神様の悩みを解決したら、私も「アルパカ座」になれるんじゃ…!
(空に向かって)神様〜〜!お悩み、ありませんか~~~!!…って冗談はさておき、さっそく星座の由来やストーリーを紹介していくよ。
星座になったみんなからも、一言もらってきたので載せておくね♪星座の由来【12星座別】
牡羊座(おひつじ座)の星座の由来
牡羊座さんよりひとこと弱い者いじめは許せないよ。だから、びゅーんと行って、助けてあげたんだ!
昔、ある国の王が2番目の王妃を迎え入れたことから話がはじまるよ。
この2番目の王妃がいじわるでね。
1番目の王妃と王との間に生まれた2人の子どもを、殺そうと画策したんだって!ひどいよね。で、計画を知った1番目の王妃が、「子どもたちを助けて!」って祈ったの。
神々の王、ゼウスがこれを哀れに思ったみたい。
黄金の羊をつかわして、あっという間に2人の子どもを救出したんだって。この功績をたたえて、羊が星座に加えられたと言われているよ。2人を助けるんだというまっすぐな思い、そしてスピード感は、牡羊座さんの世界観に通じるものがあるね。
牡牛座(おうし座)の星座の由来
牡牛座さんよりひとこと気に入ったものは何としても手に入れたいのさ。警戒されないように牛に変身したのは、いい案だったでしょ?
ある日、神々の王ゼウスはとっても美しいある国の王女様に一目惚れ。
なんとか近くに行こうと、警戒されないように、純白の美しい牛に姿を変えたっていうから策士だよね。
その姿で王女様のいる花畑へ向かい、そっと背に乗せたところまではいいんだけど、そのまま走り出して海の中へ入っていくものだから、王女様はびっくり。
でも、「この美しい牛はきっと、神々の王ゼウスに違いない」って気づいたから、覚悟を決めてついていき、結婚!最終的には3人の子をもうけたんだって。
ちょっと…いや、だいぶ強引なゼウスに対して、王女様も肝が据わってる〜!
ゼウスは王女様との愛の記念に、自分が変身した牡牛の姿を星座にした、と言われているよ。
牡牛座さんの美しいものに惹かれる性質や、気に入ったものをそばに置いておきたい性質が良く表れていたね。
双子座(ふたご座)の星座の由来
双子座さんよりひとこと“ずっと一緒”が、こんなにむずかしいなんて…神様に願ったのは、“永遠の兄弟”でいることです。
双子座は、双子の兄弟、カストルとポルックスを描いたものと言われているよ。
兄のカストルは人間だけど、弟のポルックスは不死身の肉体を持っていたんだって。
ある時、兄のカストルが戦いの途中で命を落としてしまった…!
お兄さんの方は人間だから、死んでしまうともう会えないよね…これに弟のポルックスはひどく悲しみ、父であるゼウスに「ぼくの命と引き換えにカストルを生き返らせてください」とお願いに行きました。
兄弟愛がすごい…!!これに心を打たれたゼウスは、弟の不死を半分兄に与えてあげることで、兄弟は天上界と地上とを行き来しながら暮らせるようになったんだって。
やさしいところあるじゃん…!そして、世のすべての兄弟姉妹が、この2人を手本として仲良くするように願いを込めて、双子を星座にしたと言われているよ。
人間の兄と不死身の弟、天界と地上といった「二面性」が、双子座の世界観を表しているエピソードだったね。
蟹座(かに座)の星座の由来
蟹座さんよりひとこととっても大事なお友達だったから、思わず…ね。一瞬でやられちゃったけど、神様は見てくれてました。
あるところに、ヒドラという9つの頭を持つ巨大な蛇がいました。
とっても怖そう…でも、ヒドラにはお友達がいたんだ。
それが、蟹さんだよ。同じ沼に住む、親友なんだって。ある日、英雄のヘラクレスが、ヒドラを退治しにやってきました。
こん棒でヒドラの頭を殴りつけ、ヒドラを追い詰めていたそのとき…!親友のヒドラの危機を黙って見ていられなかった蟹さんが、沼の陰から飛び出し応戦!
でも、英雄ヘラクレスの相手ではなく、いとも簡単に一撃で倒されちゃった。一瞬でやられてしまった蟹さんだったけど、これを天界からずっと見ていた女神がいました。
ゼウスの妻、ヘーラです。ヘーラは自分をかえりみず友を救おうとした蟹に深く感動し、その姿を星座にしたと言われているよ。
仲間のためなら身を投げ出してでも戦える、熱い感情を胸に秘めた蟹さんの物語でした。
獅子座(しし座)の星座の由来
獅子座さんよりひとこと俺はとても強かったけど、負けた。でも、強い相手と戦い続けた誇りは忘れない!だから今も、胸を張って空にいるんだ。
あるとき、ヘラクレスという勇猛な英雄が、人食いライオンの退治を命じられました。
この人食いライオンは鋼鉄のような固い皮膚を持っていて、ヘラクレスの剣も弓もまったく歯が立たないほど。
最終的にヘラクレスは、なんと素手でライオンを押さえつけ、首を三日三晩絞めつけて、やっと退治できたみたい。ヘラクレスに賞賛が集まるところ、女神ヘーラは「あのヘラクレス相手に3日間もよく戦い続けた」と、人食いライオンをねぎらい、その姿を星座にしたとされているよ。
星になった後も、ライオンの皮はヘラクレスの鎧にされたんだって。
「恐怖を乗り越えて、大きな強さを手に入れた!」という、ヘラクレスの強さの象徴になったんだね。獅子座さんの誇りやプライド、表現するっていう性質は、こんなところにも表れているんだなぁ。
乙女座(おとめ座)の星座の由来
乙女座さんよりひとこと神だって、ひとりの親です。娘がいなくなると、季節が変わるくらいには落ち込みます。
はるか昔のギリシャには、デーメーテールという豊穣の女神がいたよ。
このデーメーテールには、ペルセフォネーという美しい娘がいたんだけど、なんと冥界の王ハデスに気に入られてしまい、冥界へ連れ去られてしまう…!
これを知った母デーメーテールは、激しい怒りと悲しみで憔悴しきり。
地上の穀物や果物がみるみる枯れていきます。困った神々の王ゼウスは、ハデスにペルセフォネーを母のもとに帰すように命令。
帰りの道中、ハデスに持たされたザクロの実を4つ食べてしまったペルセフォネーは、4か月間を冥界で、残りの8か月をデーメーテールのもとで過ごすことに。この時から、ギリシャに冬が訪れるようになりました。
夜空にあげられた乙女座は、このデーメーテールまたはペルセフォネーの姿だと言われているよ。天秤座(てんびん座)の星座の由来
天秤座さんよりひとことええ、私はけっこう辛抱強く待ちましたよ。でも、さすがに愛想が尽きましたので、天界へ帰らせていただきました。
昔、アストライアという正義の女神がいたよ。
アストライアは天秤を持っていて、争いがあれば左右の皿に争う二人を載せて、どちらがより悪いかを判断していたんだって。アストライアは、人間がどんな過ちを犯しても辛抱強く見守り続け、さまざまな時代を見守ってくれてたんだ。
地上に最後まで残った女神とも言われているよ。そんなアストライアだったけど、人間がたびたび大きな戦争を起こし、残忍な行動もとるようになってからは、さすがに人間を見はなし、天上へ帰っちゃった。
その姿が天秤座になったと言われているよ。
アストライアが帰ってきてくれるような世の中になればいいなぁ…
蠍座(さそり座)の星座の由来
蠍座さんよりひとことふふ…やってやったぜ…傲慢なオリオンに女神がお怒りだったからな…虎視眈々とチャンスをうかがってたんだ。
昔、オリオンというとても腕のよい猟師がいたよ。
どんな獲物でもしとめられる狩りの才能に恵まれたオリオン。
でも、自分の腕前を鼻にかけ、ほかの神々をまったく敬おうとしなかったんだって!
とくに、大地の女神、ガイアからはとても嫌われてたみたい。あるとき、オリオンは酒に酔った勢いで「ガイアのおかげで獲物があるんじゃない。俺の腕がいいから獲物がとれるんだ。仕留めることのできない獣はいない!」と言い放ちました。
この言葉にガイアは怒り心頭。
傲慢なオリオンに思い知らせてやろうと、ガイアは一匹の蠍にオリオンを刺し殺すように命じました。蠍は足音もなくオリオンに忍び寄り、猛毒の針を思いっきり突き刺すと、一瞬にして毒はまわり、オリオンは死んでしまいました。
この功績がたたえられて、蠍は星座になったと言われているよ。ここぞというときに一極集中で力を発揮する蠍の姿は、蠍座の高い集中力に通じるところがあるね。
射手座(いて座)の星座の由来
射手座さんよりひとこと他人に打った矢が刺さっちゃうなんて、僕、とばっちりだよね?不死身ってこういうとき大変なんだよ…まあ、天国も学ぶことがたくさんで楽しいんだけどさ。
射手座の物語の主人公は、ケイローンという半身人間、半身馬の青年。
ケイローンって、とっても賢いんだよ!
音楽や医術、狩りの技など、さまざまな知識を持っていて、その知識を若者たちに教える先生でもあったんだ。あるとき、ケイローンの家に3人の乱暴なケンタウロス族が飛び込んできた!
それを追ってきた英雄ヘラクレスは、あやまって矢のうちの1本を、ケイローンに打ってしまったんだって…!ケイローンは不死身の体を持っていたから、激しい痛みを感じても死ぬことはできない…なんてひどいことするんだ!
見かねたヘラクレスは神々の王ゼウスに不死身を解くよう懇願し、やっと苦しみから解放されたケイローンは、死の国へと旅立っていったみたい…。
ゼウスは賢明で優れた教師だったケイローンの死を惜しみ、その姿を星座にしたと言われているよ。
みんなに惜しまれながら旅だったケイローン。
今度はあの世という新しい世界でまた、学びを続けていってほしいなぁ。山羊座(やぎ座)の星座の由来
山羊座さんよりひとことちょっとそこ、笑うな!変な姿で逃げたって、いいじゃないか。僕は不死身じゃないから、生きることに真剣なんだよ。
次は、山羊座さんのお話だよ。よーく見ると、山羊座の姿は完全な山羊じゃないって知ってた?
じつは、上半身は山羊、下半身はなんと魚の姿なんだ!
それは、山羊座のモデルとなっている山野の神、パーンが関係しているようで…。というのも、パーンが神々の宴会に出席していた時、突然怪物があらわれたから、パーンは魚に変身して川に飛び込んで逃げようしたみたい。
でも、下半身は魚になれたんだけど、あわてていたのか上半身は山羊になっちゃったんだって。
その姿がとてもおもしろかったから、記念として星座に加えられましたとさ…って、山羊座さんってこんなにおもしろおかしい由来だったの!?
無事でよかったけどさ。ちなみに、パーンは死を迎えた神としても有名だよ。
神様なのに、不死身じゃなかったんだね。限りある時間の中でどれだけ人生を楽しめるか?そんなパーンの悩みって、なんだかとても現実的で、親近感を持てるなぁって感じたよ。
水瓶座(みずがめ座)の星座の由来
水瓶座さんよりひとこといきなり神様の“水汲み係”に抜擢されちゃった。お父さん、お母さん、みんな…元気かなぁ。
あるところに、神と見まごうほど美しいトロイの王子、ガニメーデスがいました。
このガニメーデスをゼウスは一目で気に入り、「神々のために盃にネクタルを注ぐ役」に任命!天界へと連れてきてしまいます。なんなの、その役…
「身に余る光栄だが、下界に残してきた両親を思うと素直に喜べない」とガニメーデスも言います。
これに感銘を受けたゼウスは、伝令をつかわせ、ガニメーデスが神々の国で不自由なく幸せに過ごしていること、財宝を与えることを両親に伝えたよ。
安心したガニメーデスの両親だけど、やっぱり息子を失った寂しさは耐え難いもの。
それを憂いたゼウス。
ふたりの寂しさを少しでも和らげようと星座にしたのが、水瓶を持ってネクタルを注ぐガニメーデスの姿だと言われているよ。神様って気に入った人を連れ去っていく傾向があるよね…
牡牛座や乙女座でも似たような話があったような…アフターフォローはしっかりしてほしいです。魚座(うお座)の星座の由来
魚座さんよりひとこと母は強しって言うでしょ。どんな怪物が襲ってきても、子どもの手は放しませんよ。
山羊座の神話で、宴会に突然怪物があらわれたって話をしたよね。
その宴会騒ぎが、魚座の由来にもつながっているよ。
宴会には、愛と美の女神アフロディーテと、その息子エロスも出席していたんだ。
この2人は互いに魚に変身して川に飛び込み、そのとき、離れ離れにならないよう、互いの身体をしっかりとリボンで結び合ったんだって。危険から逃げる時は自分の身を守ることで精一杯になりがち…
でも、アフロディーテは、なによりも大切な自分の子どもの手を放さず、守ろうとしたんだね。この母子の絆を体現した姿が、魚座になったと言われているよ。
愛情深い魚座さんにぴったりのお話だったね。【まとめ】星座の由来から見えてきた、神様の人間らしさ
星座の由来を見てみると、どの星座にもドラマがあっておもしろかったね〜!
神様の人間らしい(?)悩みも知れて、親近感が高まっちゃった!
あなたの“推し星座”は見つかったかな?
またおもしろい発見があったら、シェアしまーす!じゃあね~!