タイトルからイメージされるような内容では全くありません(笑)
昨日は法事で実家へ帰っていました。
実家は浄土宗。両親がではなく、亡くなった祖父母が浄土宗のお寺の檀家だったので、そのままになっているかんじ。私も仏教徒ではないので法要のときくらいしかご縁もないのですが。
学生時代、通っていた大学が仏教系の大学だったので、必修で仏教系の科目がありました。毎回講義の開始前と終了後に、同唱十念と南無阿弥陀仏を10回唱えていたので、お経の中でも特に馴染みあるフレーズは南無阿弥陀仏。仏教よく知らなくても、南無阿弥陀仏はみんな知っていますよね~。
で、昨日お経を耳にしていたとき、南無阿弥陀仏って宇宙の流れにのると同じ意味だなぁとふと思ったんです。
南無阿弥陀仏とは阿弥陀仏に帰依します、「阿弥陀仏におまかせします」という意味になります。
阿弥陀仏は仏の無量の光や智慧という意味。光や普遍的な智慧、慈悲という仏(神様)の領域にたいして信仰しますというのが、南無阿弥陀仏の解釈になりますね。
そういった領域にすべておまかせしますという完全な手放し、完全な受容を意味するような真言だなぁと、南無阿弥陀仏についてこれまで深く考えたことなかったようなことを法事のときに思い巡らしていました。
これって、似たようなものに『御心が行われますように』『インシャーアッラー(神の御心のままに)』といったキリスト教やイスラム教の文言があります。すべては神様の意志によりもたらされるもので、それに自分を委ねるというもの。
宗教の話がしたいのではなく、宗教の土台となっている精神性はこのように共通している、ということが今回のテーマでしょうか〜♩
昔の日本人は太陽や自然などに手を合わせる習慣があったと言われます。今の日本人の大半は無宗教ですが、自然や宇宙に生かされているといった感謝の感覚を持っている人は今も多いと思います。これも同じような精神性ですよね。
Spiritual but not religious(スピリチュアル バット ノット レリジャス)
宗教離れが著しい国でもこのSpiritual but not religiousという無宗教型スピリチュアル層が増えているそうで、海外では注目されています。無宗教だけれど、そういった宗教的な感性を持つことを精神的な豊かさだとしている人たちのこと。私もまさにこれに当てはまっている人間ですが。無宗教だけれどスピリチュアル。
『宇宙におまかせします!』というのは南無阿弥陀仏と同じだと感じ、それはイコール宇宙の流れに乗るという意味にも受けとれて、そこにはスピリチュアリティ(宗教的な精神性)が在ると感じたわけです。
星読みが好きな人が使う「宇宙の流れに乗る」は、星の配置からもたらされる状況を上手く活用するという意味合いが強いかもしれませんが、ここで書いたように、どういう星の配置でもそれを受け入れます、という意味としても受けとれますよね。
どんな星の配置で何が起こっても、それは宇宙がもたらしてくれた自分にとって意味がある、必要あって起こったことと信頼し、そのときはとうてい理解できないようなことだとしても受け入れて、流れに乗ること。これこそ宇宙の流れに乗るってことだとも思えます。
流されっぱなしでは翻弄されるだけなので、流れの中で出来ることを行動していくということは欠かせませんが😊
星読みは必要なところをピックアップして自分らしく生きるため使っていけけるという良さがありますが、すべてお任せで宇宙を信頼すること、星の配置に身を委ねられることが豊かな精神性、スピリチュアリティを育むツールにもなりえるものだと思えます⭐️
スピリチュアリティとか興味ない人にとっても、この考え方は良質なストレスマネジメントになるものです〜。なんでこんな目にあうんだと抵抗するからストレスになる。宇宙から必要あって与えられていると思えるとストレスって感じにくくなる。心の健康度を高めるためにもこういう考え方が大切なのだと感じます~⭐️