満天の星空だった。 


 甲板に立ち、 ボクは海の空気を吸い込んだ。


 星は、あの山よりも近い。

 白く、 静かに瞬いている…………



 「ミロ!」 

その瞬間、満天の星空が、にじんでゆく――

星はほどけ、 波の音が遠のく。



 「……ロ!大丈夫?」 

呼ぶ声。がしている

僕はハッと目を見開いた。


朝の光。 



「ヒロ!」


 

 「ヒロ!もう起きないと、入学式から遅刻するよー!」

 階下から、母さんの声。


 「……行ってきます!」 


自転車で角を曲がると、 

焼きたてのパンの匂い

高校から歩いて5分にある

 「ベーカリーイリヤ」には、

りんごジャムの瓶も並んでいる。



脇には、桜……によく似た

白い花の咲く木。 


教室は

ざわめきと椅子の音。 



 

 「菜奈、なにそれ?」

 「人参の葉っぱのふりかけ。」

 「変わってるね。」 

  「これがおいしいんだってば!」




放課後…


おれの名前は広海、「ヒロ」って呼ばれている。


いま合わせているのは

おれの最初のオリジナル曲、

タイトルは……



 『零点Rei-ten 

 -なにもないはじまりの場所-』


新章は、はじまったばかりだ。


˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。˖✻*˸ꕤ*˸*⋆。

2月21日は、

おひつじ座で海王星×土星

コンジャンクション


これは323年ぶりとも言われますが、

牡羊座0度で、となると2600年以上ぶり

とも出てきます。


祈り石が黙っている

2500年という数字は

何となく出てきたものなのですが


海王星と土星、

ふたつの天体のエネルギーを合わせた

『願い』を象徴しているのかもしれないな

ととらえています。


この大きな節目に

あなたはどんな想いを描きますか?

そして

その想いをどんな風に形にしますか?


今回、ストーリーに乗せて

降りてきたインスピレーションを

お届けしてみましたので

どこかしら、

あなたの響きや体感につながったら

嬉しいです。


素敵な週末、

そして、はじまりのときを♪


オディの古瓶 -1- | Owlbook(アウルブック)

安らぎの生まれるところ -2- | Owlbook(アウルブック)

寂しさとつながり -3- | Owlbook(アウルブック)

暮らしのリズム -4- | Owlbook(アウルブック)

祈り石の秘密 -5- | Owlbook(アウルブック)

指先が奏でる音-6- | Owlbook(アウルブック)

名乗らない男 -7- | Owlbook(アウルブック)

未来からの招待状 -8- | Owlbook(アウルブック)

沈黙と海から吹く風 -9- | Owlbook(アウルブック)

出発の朝 -10- | Owlbook(アウルブック)

かつての少年の火 -11- | Owlbook(アウルブック)