先日、アウルブックさんの配信で「心に響く言葉は、一人ひとり、そのときどきで違う」といったお話をされていました。
その言葉がとても印象に残って、今回はそれについて自分なりに思ったことを書いてみようと思います。
結論から言えば、本当にその通りだと感じています。
「心に響く言葉」と聞くと、多くの人はキラキラしていて、誰もが前向きになれるような、オリジナリティある“名言”のようなものを想像するんじゃないかと思います。
実際、私自身もどこかでそう思っていて、「そんな言葉、自分には考えられないな~」と感じることもあります。
でも、それだけが“響く言葉”なのでしょうか?
むしろ、思いつきの、どうでもいいような言葉が、なぜか刺さってしまうことも多々あるのではないかと感じています。
なぜそう思うかというと、私にとって「人生で刺さったセリフベスト3 占い部門」に入るくらい刺さった言葉も、まさにそういうタイプのものだったからです。
思い出に残る「謎に響きまくった言葉」
2年ほど前、何気なく某SNSを眺めていたとき、見ず知らずの人がこんな投稿をしていました(うろ覚えですが)
「逆転裁判のキャラのネイタル(生まれた時のホロスコープ)ってトラサタとかハードアスペクトバチバチに強そう」
この投稿が私にめちゃくちゃ刺さってしまったのです。
「逆転裁判」という作品を知らない方のために少し説明すると、ぶっ飛んだ性格とハードな設定を抱えたクセ強キャラが多数出てくることで有名な推理系ゲームです。
また、西洋占星術用語でいう「トラサタ」は、天王星・海王星・冥王星などの激しくて扱いづらい気質を持つ惑星、ハードアスペクトは緊張感や葛藤をもたらす角度を指します。これらの要素が強い人は大変な人生を歩んでたり複雑な性格の人、みたいなイメージで語られることが度々あるように感じます。
(ちなみにキャラのネイタルが実際どんな感じかは誕生日がわからないケースが多く不明…)
言ってしまえば、占星術&ゲームのファンがそれぞれの偏見を掛け合わせたネタを発信したにすぎません。
ですが、それが私にクリティカルヒットしてしまったのです。
なぜそこまで刺さったのか?
今になって振り返ってみると、響いた理由にはいくつもの要素が重なっていたように思います。
状況的な理由
1. 私がもともとそのゲームのファンだったこと
2. キャラクターたちの尖った性格に深く感情移入していたこと
3. 自分自身のネイタルに、土星〜トラサタのハードアスペクトが多めなこと
4. 当時ちょうど、西洋占星術への興味が高まっていた時期だったこと
感情的な理由
1. まさかこの作品を、占星術視点で語る人がいるとは!という驚き
2. かなりニッチな同類に偶然出会えた喜び
3. 好きなキャラクターたちが、自分と“似たタイプ”として語られていたことで、キャラにより親近感を抱けて、自分が肯定された気がしたこと
とくに3つめは、私の「良い悪い関係なく、自分が推しと同じ要素を持っていると嬉しい」という感覚が強く出たと思われます。
これは共感重視のかに座(太陽&水星)ならではの傾向かもしれません。
今でもその言葉をときどき思い出してはニヤニヤしたり、元気をもらったりしています。
響く言葉は、ご縁とタイミング次第?
思い返してみると、あの投稿をした人にとっては、本当に軽い思いつきだったのだと思います。
まさかこんなに刺さった人がいるとは、思ってもいないでしょう😅
そういうわけで、「心に響く言葉」は奇妙で奇跡的なご縁とタイミングの賜物なんだろうな、としみじみ思います。
そんな経験もあって、私はこれからも、あまり肩肘張らずに、思いついたことを最低限整えて言葉にするスタイルでいこうと思っています。
…というか、そもそもそういう文章しか書けないので💦
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余談オブ余談
ちなみに逆転裁判シリーズ、ファンの間では「推しの命日はわかるのに誕生星座がわからない」というあるあるネタがあるのですが、西洋占星術をかじってると楽しめる要素が多い!と言いたいです。
というのも、この作品は現代日本(大体関東)が舞台で、イベントごとの細かい時系列設定がかなりしっかりしているため、キャラの社会天体(かろうじて木星・土星あたり…)まではある程度絞れますし、キャラの命日や重要な出来事が起こった時のホロスコープもかなり正確に読めちゃうので…!
ファンタジーな作風だったり、誕生日も時代設定も不明な作品に比べればはるかに恵まれていると言えるのでは?と思っています😅